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ドリブルコンサルタントが教える絶対に取られないドリブル! 【Vol.4】

みなさんこんにちは!

いつも読んでくださり本当にありがとうございます。

 


・乾選手(仕掛け型)のドリブルとネイマール(対応型)のドリブルの違い


日本人でドリブラーを挙げてくださいと言うと、多くの人は、乾選手中島選手久保建英選手などを挙げると思います。

乾選手は日本人の中ではドリブルがうまいと言われていますが、僕が思うに仕掛け型対応型のちょうど中間あたりな気がして(どちらかというと仕掛け型だと思います)、確かにうまいと思うのですが、対応型のネイマールの方が危なげないドリブルをしていて成功率が高いように思います。(乾選手がうまいのは確かですし、僕も乾選手はすごいと思っています。W杯での活躍も素晴らしかったですね。)

では、ネイマールはなぜあれほどドリブルを成功させることができるのでしょうか。

それはうまいからです。

スピードもあり、テクニックもあります。

しかし、うまい選手は他にもいます。

なのになぜネイマールは、メッシ・クリロナ・ネイマールと言われるほど他のうまい選手より注目されるのでしょうか。

それはネイマールは他の選手よりミスが少なく、いつもドリブルを成功させるからです。

たまに輝く選手はいます。

しかしネイマールはいつも輝いています。

そこには、うまいから、では説明しきれない他の選手とは違う何かがあります。

今回はその何かを言語化してうまく伝えられればなと思います。

 

ネイマールは、ドリブルを成功させるための工夫をしています。

つまり、ネイマールのドリブルの成功数の多さには必然性があるということです。

そう考えるとネイマールのドリブルの秘密がわかれば自分たちにも真似できると思いませんか?

ネイマールと乾選手のドリブルは似ているようで実はかなり違います(ブラジル人と日本人のドリブルの違いとも言えるでしょう)。

1番大きな違いと言えるのが、ドリブルをする時の横に動く幅です。

ネイマールは足が速いですが、ドリブルをする時にいきなりスピードで縦に突破することは少なく、横に動くことが多いです。

しかもただ横に動くだけではなく、切り返しをし、何往復かします。

相手が体勢を崩さないままついてきている時には縦に抜けようとせず、何度も進む方向を変え、相手のバランスが崩れるのを待ちます。

その結果、相手は振り回され、追いかけるたびに逆に切り返され、重心がブレブレになるのでネイマールに段々追いつけなくなっていきます。

そしてネイマールは、もう相手が追いついてこれないなと判断したところで縦に持ち出すので、相手のプレッシャーは無力化され簡単に抜けているように見えるのです。(ネイマールはいつ見ても、今回も成功するだろうなという安心感があります。)

このドリブルは相手の動きに合わせた対応型のドリブルです。(切り返しなどは相手を見ないと成功しないプレーです。)

 

一方乾選手は、ネイマールと同様抜こうとする方向と逆に1回フェイントを入れてから縦に抜けようとはしますが、その後はネイマールと違い、大きく切り返したりすることなくそのまま縦にスピード勝負を仕掛けることが多いように思います。

これは相手の動きに合わせず自分の行きたい方向に強引に抜きに行っているので仕掛け型と言えるのではないでしょうか。

その結果、相手について来られ、ネイマールのように完全に抜けるというのは少ないように思います。(見ている側としては、取られるかもって心配に思います。)

そしてネイマールと違い、乾選手のフェイントは横幅が狭く、さらに回数も少ないため相手は重心がブレず、比較的反応しやすく、ボールを奪いやすいと思います。

 

これらの例から違いを抽出すると、日本人選手と、歴史的にドリブラーが多いブラジル人選手のドリブルの決定的な違いは、相手DFにボールを簡単に触られてしまうか否かであると思います。

ネイマールはボールを触らせないようにたくさん工夫をしています。

ネイマールが横にドリブルするのも相手にボールを触らせないようにするための工夫の一環です。

前回も言ったように、ドリブルがうまい選手とはボールを失わない選手のことです。

相手にボールを触らせなければ、ボールは取られませんし、ドリブルも成功します。

ネイマールはそのことを意識してドリブルしているのだと思います。

対応型のドリブラーの使命は、何があっても相手にボールを触られてはいけないということです。

ネイマールがなぜいきなり縦に仕掛けないのか、それは相手にボールを触らせないためです。

縦に仕掛ける時、たとえネイマールでもどうしても一瞬足からボールが離れます。

その時に素早く反応した相手にボールを触られ、奪われる危険があるので、まずは横にドリブルをすることで相手から離れ、相手に触られる危険を最小限にしようとするのです。

そしてその危険が最小になった時に縦に抜けるため、簡単に抜けているように見えるのです。

逆に、簡単にボールを触られてしまうということは、ボールを取られてしまう可能性が高いということであり、これは、ボールを取られない、という対応型のドリブラーの特徴を満たしていません。

ネイマールは、相手DFにボールを簡単に触らせないような工夫をしています。

だからこそ、あれほどドリブル成功数が多いのだと思います。

 

スピードやフィジカル面だけが日本人とブラジル人との差なわけではないのです。

確かにネイマールは足は速いですが、体は細身で小柄です。

日本人選手にもネイマールと同じぐらいの体型で同じぐらいの足の速さの選手はいると思います。

そのためネイマールのドリブルは、スピードが速いネイマールにしかできないから真似できないと考えるのは違うと思います。

それよりもこうしたボールに触らせないという意識の面での差の方が大きい気がします。

ボールを絶対に取られないようにする、そのために相手にボールを絶対に触らせないようにする、と強く意識することがネイマールのような世界的なドリブラーに近づく第一歩だと思います。

 


今回はここまでです。

次回は今回の続きで、日本人選手のドリブルの特徴について話して行きたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました!