ドリブルコンサルタントが教える絶対に取られないドリブル!実戦編 【Vol.1】
こんにちは!
皆さんは、ネイマールやメッシみたいにドリブルでスイスイ抜いてみたいと思ったことはありませんか?このブログでは一流選手のドリブルを分析して誰もが真似できるようにわかりやすく説明しています!
この前までのドリブル研究で、一流のドリブラーは対応型のドリブルをし、対応型のドリブラーの最大の特徴は、ボールを取られない、もっと言えば相手にボールを触らせない、ことにあるということがわかりました。
対応型のドリブラーはドリブルをするときに相手にボールを触らせないような工夫をしています。
さて、一体どのような工夫をしているのでしょうか。
今回からは、対応型のドリブラーがしている工夫を具体的に紹介していきたいと思います。
皆さんもこれを読んで是非実践してみてください!
目次
対応型のドリブラーがしている工夫の一覧
僕は、主に次に挙げるものが対応型のドリブラーがしている工夫であると考えています。
・常に相手とボールの間に自分の体を入れ、相手から遠い足でボールを触る
・一歩ごとにボールに触り(できれば常に足はボールに触っている状態、ボールの上に足がくっついている状態にし)、自分とボールの間をその間に人1人が入り込むこともできないぐらいに保つ
・相手と適度な間合い(スピードを上げて抜きにかかる時に、必ず相手より先にボールに触れる距離=相手とボールの間に先に体を入れられる距離)を保つ
・相手の重心の位置をよく見ながらドリブルし、相手の重心の位置の逆向きに切り返す(相手から逃げるようなイメージで)
・相手の重心の位置をズラすため、相手を大きく動かすために、横に大きくドリブルする
・一度そのモーションに入ってしまったら修正不可能なモーション(足を出したり、スライディングをしたりなど)をさせる動きをする
このようにいくつかあるので、回をわけて紹介していきます。
今回の内容は、この一覧の上から3つが当てはまります。(3つ目は次回の内容にも当てはまります!)
では早速見ていきましょう!
ドリブルをする時に一番大切なこと
ここで皆さんに質問です。
ドリブルをする時に一番大切なこととは何でしょうか?
少し考えてみてください。
ヒントは、対応型のドリブラーは相手にボールを触らせない、ということです。
答えは1つではないと思いますが、僕が考える正解は、相手からボールを守る、ということだと思います。
これは、ドリブルが失敗した時のことを考えると理解しやすいと思います。
僕はドリブルの失敗を、自分の足下からボールが離れ、相手に奪われてしまい、もしくはラインを割ってしまい、ボールが自分のコントロール下にない状況に陥ってしまうこと、と定義しています。
この定義に則ると、ボールが自分の足下にあり、自分のコントロール下にある状況である限りドリブルは成功していると考えることができます。
つまり、相手からボールを守ることがドリブルの成功に繋がるということです。
だからこそ、相手にボールを奪われないということが一番の優先事項であり、それを達成するために相手からボールを守ることがドリブルをする時に一番大切なことであると考えています。
ドリブル中に、ボールを相手に何があっても奪われなければ良いのです。
これからドリブルをするときは、とにかく相手からボールを守り、絶対に相手にボールを触らせないようにする、ということを意識してみてください。
ボールを触らせない工夫はたくさんありますが、そんな全部をやってる余裕は無いよ、って思われる方々はこのことだけでも意識するだけでかなりドリブルがうまくいくようになると思います。
これから紹介する他の工夫は忘れてしまっても、相手からボールを守り、絶対に相手にボールを触らせないように意識することだけは忘れないようにしてください!
相手からボールを守るためには?
相手からボールを守るとは言っても具体的に何をすれば良いのでしょうか。
一番大切なことは、常に相手とボールの間に自分がいるようにするということです。
相手とボールの間に自分の体があることで、相手は足を出してきても、自分の体が相手をブロックしているのでボールに触ることはできません。
それに加えて、片手で相手を押さえ、相手から遠い足でキープすることでさらに相手からボールを守ることができます。
この時、相手に近い足(僕は外側の足と呼んでいます。ボールに触っていない方の足です。)をうまく使って、相手が出してくる足を弾くのがポイントです。
また、なるべく一歩ごとにボールを触るようにしましょう。
一歩ごとにボールに触っていれば、取り所がないので相手はなかなか足を出しづらいです。
相手は、自分の足からボールが離れた時を狙ってボールを取りに来ます。
足からボールが離れてしまった時が、相手に体を入れられたり、足でボールを突かれたりして、ボールを取られる可能性が一番高いです。
相手が足を出してこないということはボールに触られる危険性が低くなるということです。
そのためなるべく一歩ごとにボールに触り相手にボールを触らせる隙を与えないようにしましょう。
できれば、常に片足はボールにくっつけたままにすることが望ましいです。
ボールと自分の足の間に人1人が入れるスペースがあれば相手はそこに入ってきます。
自分とボールの間に体を入れられてしまうこと、これが一番多い失敗パターンだと思います。
自分とボールの間に体を入れられてしまったらもう取り返せません。
自分とボールの間に体を入れられてしまったということは、自分の体の前に重い壁ができてしまったのと同じことであり、その壁をどけて再びボールを奪い返すことは難しいですし、手を使ってしまったらファールになってしまいます。
そのため、ボールと足との間は、人1人も入れないほどの間にすることがベストです。
僕はよっぽどのことがないと(前に相手もおらず、スペースがある時などでないと)ドリブルの時にボールを大きく自分の足から離しません。
ほとんど一歩ごとにボールに触っています。
それは、自分は体が小さいため、ボールと自分の間にできたスペースに体を入れられるとボールを奪われてしまい、それがドリブル好きの身としては悔しくて嫌だからです笑
まとめ
このようにして、まずは相手にボールを絶対に取られないように心がけてみてください!
ボールを奪われない限りドリブルを失敗したことにはならないので、たとえ抜けなかったとしても、何とかしてボールを失わないようにだけはしてみてください!
そうすることでキープができるようになりますし、キープができればチームの人はとても助かるので立派なドリブラーと言えるのではないでしょうか。
今回はキープすることが主な目的のドリブルを解説したので、次回は突破することが目的のドリブルについて解説したいと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました!