ドリブルコンサルタントが教える絶対に取られないドリブル!【Vol.6】
みなさん、こんにちは!
いつも読んでくださりありがとうございます。
今回で理論編は一旦終わりになります。
今回は、これまで説明してきた対応型ドリブルと、それをマスターした選手の可能性について話していきます。
日本人にもネイマールやメッシ、イニエスタなど対応型のドリブルは真似できる!
日本は最近ぐんぐん力を付けてきており、世界との差も以前よりは少なくなったと感じます。
この調子でどんどん強くなってもらいたいのですが、どうしたら強くなれるのでしょうか。
たくさん方法はあると思いますが、その方法の1つをドリブルという観点から考えていきたいと思います。
さて、強豪と言われるチームはたくさんありますが、何か共通点はあるのでしょうか。
よくよく考えてみると、強い国や強いチームには1人で打開できる選手がいて、その選手の多くがドリブルが得意だという共通点があるとわかります(ブラジル、アルゼンチン、スペイン、ベルギーなど、強いですよね)。
しかも、1人で局面を打開できる選手の多くがそれほど大柄な体をしていないということは注目に値します(スピードと体格の差で抜けてしまうロナウドや、ムバッペなどは除きます)。
ネイマール、メッシ、イニエスタ、アザールなど、どの選手も170センチほどの身長ですが中盤からドリブルで相手に取られず1人でゴールに結びつけることができます。
そこで僕は、決して体格に恵まれたわけではない170センチぐらいの人が1人で局面を打開できるなら、小柄な選手が多い日本人選手にもできるのではないか、と考えました。
そんな僕の仮説を見事に実証してくれたのが、久保建英選手です。
久保選手も先ほど挙げた一流の対応型のドリブラーと同様、ちょうど170センチぐらいです。
体もどちらかといえばまだまだ細身でしょう。
しかし、FC東京時代からそのドリブルは群を抜いており、レアルに移籍してからも通用しています。
連日久保選手のドリブルが報道されていますが、体で当たり負けをしたりせず、ボールを取られることもありません。
あのレアルのディフェンダーでさえ軽々とかわしてしまったりします。
久保選手のドリブルの特徴は何と言ってもボールを取られない工夫をしているというところです。
ボールを取られない工夫をしていることこそ、対応型のドリブラーを象徴する特徴であると言えます。
久保選手は当たられてもブレない上半身の体幹を武器に、腕で相手を押さえて、足でボールを隠して守り、相手に体を入れるすきを与えません。
その結果ボールを奪われません。
ルックアップもしていますし、このようにボールを取られないような工夫をたくさんしているため、久保選手は立派な対応型のドリブラーであると言えるでしょう。
また、最近鹿島からバルサに移籍した安部裕葵選手も相手の動きをよく見てかわす対応型のドリブラーであると言えます。
鋭い切り返し、そして何回も切り返すことで相手にボールを触らせないドリブルが安部選手の持ち味です。
レアルとバルサに入った2人の日本人が対応型のドリブラーであるということは偶然ではないと思います。
最初の回に日本人選手のドリブルが変われば日本がさらに強くなると言ったのはこういうことです。
強豪と言われるチームや国には1人で局面を打開できる選手が存在します。
そして、そんな選手がチームに1人ではなく、何人もいたらどうでしょうか。
相手チームとしてはできるだけ戦いたくない強いチームになることができるのではないでしょうか。
もちろん、ドリブルだけが強くなるために必要なことではありませんし、他にも必要なことがあり、それだけでは不十分でしょう。
しかし、チームに対応型のドリブラーが増えることで、強いチームになることを手助けすることはできると思います。
そのことを色々な方々に知ってもらいたいと考え、今回この企画をさせていただきました。
この企画はここまでです。
文章力が足りないせいで、長く読みづらいものを書いてしまいすみませんでした。
個人的に1番好きなプレーがドリブルで、色々な選手のドリブルを見て真似しているうちに気づくことがたくさんあり、その度にまとめてきた自分だからこそ言語化して、他の人にもドリブルのコツのようなものを伝えることができるのではないかと考えこの企画をさせていただきました。
これを読んで、少しでも何か新しいものを得ていただけたなら幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
次回からは絶対に取られないドリブル実戦編を公開します!